番組初期から中期にかけて圧倒的な存在感を放っていたのが、手越祐也とベッキーの2人だ。彼らの離脱は、単なるキャスティングの変更を超えて番組のトーンそのものを揺るがす出来事だった。
手越祐也は「ノーチャラ生活」や過酷なアート挑戦企画などで、アイドルらしからぬ捨て身のパフォーマンスを披露。「テイ!」の決め台詞とともに、内村光良との絶妙な掛け合いで唯一無二のポジションを築き上げた。しかし、コロナ禍における私生活の行動報道や、当時の所属先(現在のSTARTO ENTERTAINMENT)からの独立に伴い、番組を離脱。画面から放たれていた爆発的なエネルギーが消えた穴は決して小さくなかった。
一方、ベッキーはスタジオトークの回し役としてだけでなく、体を張った海外ロケでも初期の土台を支えた功労者だ。明るく知的なキャラクターでお茶の間に愛されていたが、週刊誌報道による騒動を機に出演休止となり、そのまま番組を去ることになった。両者の降板は、バラエティ番組におけるタレントとスポンサー、視聴者感情の繊細なバランスを浮き彫りにした象徴的な事例といえる。