太平洋を挟んだ東京の空気も、時間の経過とともに変化を見せている。宮内庁内部では、かつてのような連日の危機管理対応モードは解除され、二人の動向を静かに見守るスタンスが定着した。
父である秋篠宮文仁親王との関係性についても、感情的な対立の構図から、独立した娘の選択を遠くから見つめる親としての距離感へと移行しているとされる。皇室の儀式や伝統から完全に離れた立場である以上、公式な接触はないものの、節目ごとの私的な連絡は途絶えていない。皇室という重責を背負い続ける家族と、海を渡って新たな人生を切り開いた娘。それぞれが選んだ道に対する暗黙の了解が、両者の間に横たわっている。