シリーズ初の3DCG作品となった『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』(2026年)は、ファンに大きな衝撃を与えた。手書きアニメーションの温かみをあえて捨て、立体的な質感で描かれた野原しんのすけの姿には、当初懸念の声もあった。
だが、蓋を開けてみれば、3Dならではのダイナミックなカメラワークと、縦横無尽に駆け巡るアクションシーンは、シリーズに新たな命を吹き込んだ。特に、しんのすけのぷにぷにとした頬の質感や、お馴染みの「ケツだけ星人」の立体感は、技術の無駄遣いとも言えるほどのこだわりで描かれ、観客を爆笑させた。2Dの限界を超えた映像表現は、今後のシリーズの可能性を大きく広げる試金石となったと言える。