彼が展開したビジネスの中で、不動産と並ぶ柱となっているのが飲食店経営と堅実な株式投資だ。大阪や沖縄で展開した寿司店やバー、カフェなどの飲食店は、タレントのネームバリューだけに頼らない緻密な採算計算の上に成り立っていた。立地選定から原価率の抑制、人件費の最適化に至るまで、徹底的なデータ主義が貫かれていた。
また、彼の資産運用術で特筆すべきは「レバレッジを掛けすぎない」点にある。バブル崩壊の教訓を身をもって学んだ世代であるため、自己資金比率を極限まで高め、無理な借入による拡大を回避した。株取引においても、ハイリスクな短期デイトレードではなく、配当利回りの高い優良銘柄や海外インデックスへの長期分散投資を軸としている。時代の波に左右されない盤石のポートフォリオこそが、暴落局面でも資産を減らさない鉄壁の防御策となっている。