なぜ人は、愛されると太るのか。その鍵を握るのが、脳内分泌物質の「オキシトシン」だ。抱擁やスキンシップ、あるいは信頼できる相手と時間を共有することで分泌されるこのホルモンは、別名「絆ホルモン」とも呼ばれる。
オキシトシンには本来、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑え、精神を安定させる作用がある。ストレスが減ることは暴飲暴食を防ぐはずだが、一方で「闘争・逃走モード」から完全に「リラックスモード」へと身体がシフトするため、基礎代謝が緩やかに低下する。つまり、過度な緊張から解放された身体が、エネルギーを蓄えやすい状態に変化するのだ。