2人の馴れ初めは、共通の知人を介した食事会でした。当時20代前半だった相川さんは、デビュー直後から続く多忙を極めたスケジュールや、世間が求める「強いロック少女」というパブリックイメージと素の自分との乖離に悩み、精神的な疲弊(バーンアウト)を抱えていた時期でした。
そんなときに出会ったのが、15歳年上の旦那さんでした。芸能界の事情に深入りせず、相川七瀬を一人の生身の女性として自然体で接してくれる彼の包容力は、張り詰めていた相川さんの心を解きほぐしていきました。
相川さんは後のインタビューで、結婚を決断した理由について「彼と一緒にいるときだけは、鎧を脱いで自然体の自分でいられた」「この人とならどんな困難も乗り越えていけるという絶対的な安心感があった」と振り返っています。激動の音楽シーンを駆け抜けてきた彼女にとって、夫はまさに心の安全基地となったのです。