高校球界のトップランナーとして君臨する中井哲之(なかい てつゆき)監督は、1962年7月4日生まれ、広島県廿日市市出身です。2026年の誕生日で64歳を迎えますが、ノックバットを握り選手とともに汗を流すバイタリティと眼光の鋭さは今なお健在です。
中井監督自身もかつて広陵高校野球部の選手として白球を追い、1980年春の第52回選抜高等学校野球大会では「4番・遊撃手」としてチームを甲子園ベスト4へと導いた輝かしい経歴を持ちます。高校卒業後は大阪商業大学へ進学し、関西六大学リーグなどで活躍。大学卒業後の1985年に母校・広陵高校の商業科教員および野球部コーチとして着任し、1990年に弱冠27歳の若さで監督に就任しました。
就任翌年の1991年春、広陵をいきなりセンバツ優勝へと導き、一躍全国にその名をとどろかせます。以降、30年以上の長きにわたり名門の伝統を守り、激戦区・広島のみならず全国の頂点を争う強豪へと育て上げました。私生活においては、野球部寮の寮母として部員たちの食生活と精神面を温かく支えてきた夫人、そして父の背中を追って広陵高校・関西大学でプレーし、現在は指導者・教育の道を歩む息子・中井省吾氏の存在など、家族ぐるみの献身的なサポート体制が中井監督の情熱を支えています。