米国の名門カルチャー誌『ニューヨーク・マガジン』で2度にわたり「ベスト・パンケーキ」の最高評価を獲得したクリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー。創業者であるシェフのニール・クラインバーグ氏とディディ・ラマン夫妻が掲げた「最高品質のローカル食材を使った飾らないクラシック・アメリカン」という哲学は、日本法人(クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー 表参道)の厨房にもそのまま息づいています。
2010年代半ばのパンケーキブーム期に上陸した数多のハワイアンカフェやスフレ系専門店が姿を消していく中、同店が選ばれ続ける背景には「本物のダイナークオリティ」に対する消費者の信頼があります。SNS映えだけを追求した軽薄なトレンド消費から、素材の確かさと調理技術に裏打ちされた「確実な食体験」へと日本の外食ニーズが成熟した結果、同店のクラシックな魅力が再評価されているのです。
早朝の仕込みから漂う焼きたてビスケットの香ばしいバターの匂い、丁寧な接客、そして何よりNY本店の味を忠実に再現するストイックなオペレーションが、リピート率70%超という驚異的な顧客定着を生み出しています。