八戸の夜のシンボルといえば、六日町と三日町を結ぶ屋台村「みろく横丁(八戸屋台村)」です。全長数十メートルの通路の両側に、それぞれ8席ほどのコンパクトな屋台がずらりと並び、開放的な熱気に包まれています。
みろく横丁の最大の魅力は、店主や隣り合わせた客同士の距離の近さにあります。一人飲みで訪れても決して孤立することはなく、乾杯の声をきっかけに自然と会話が弾む温かなコミュニティが形成されています。「お台どころ ねね」などの人気店では、手作りの総菜やおでん、地元の郷土料理が所狭しと並び、実家に帰ってきたかのような安心感の中で杯を重ねることができます。
みろく横丁をスマートに楽しむ鉄則は、「1軒で長居せず、1〜2杯と名物料理を頼んでテンポよくハシゴする」ことです。横丁内には海鮮、おでん、焼き鳥、ラーメンなど多彩なジャンルの屋台が20軒以上ひしめき合っており、少しずつ食べ歩くことで八戸の食の多様性を体験できます。
さらに、みろく横丁の周辺には「ハーモニカ横丁」「たぬき小路」「花小路」「長横丁れんさ街」といった昭和の風情を色濃く残す7つの横丁が隣接しています。屋台村でウォーミングアップを済ませた後、ディープな路地裏へと足を伸ばすコースこそ、八戸の夜歩きの醍醐味です。