大きな転機となったのは、5人による「株式会社嵐」の設立である。旧来の事務所主導型マネジメントから脱却し、メンバー自らが権利と活動の主導権を握る体制を整えた。STARTO ENTERTAINMENTとの契約形態を模索するなかで、大野も役員として名を連ねた事実は、彼がグループの未来を見捨てていない決定的な証拠となった。
誰かに決められたレールを走るのではなく、自分たちのペースで進退を決める。この環境の変化こそが、大野の心を動かす最大の要因となった。グループの歴史を守りつつ、個人の意志を最大限に尊重する仕組みが整ったことで、復帰へのハードルは劇的に下がった。