赤楚衛二さんの出身大学は、父親が教授を務めていた名古屋学院大学 外国語学部 英米語学科です。同じキャンパス内に父と息子が同時に通うという、非常に珍しい環境で大学生活をスタートさせました。
過去のメディアインタビューにおいて、赤楚さんは実際に父親の講義を履修した際の体験を振り返っています。家庭内では厳格な一面を見せていた父親が、教壇に立つと学生たちを巧みに引き込み、ユーモアを交えながら専門知識を分かりやすく講義する姿を目の当たりにし、「一人の人間として、学者として父を深く尊敬するようになった」と語っています。
しかし、幼少期から抱いていた芝居への情熱を抑えきれなくなった赤楚さんは、大学在学中に大きな転機を迎えます。芸能活動へ本格的に専念するため、大学を中退して単身上京することを決意したのです。
学者としての道を歩んできた厳格な父親だけに、芸能界入りには猛反対されると覚悟していた赤楚さん。しかし、父・治之氏から返ってきたのは予想外の言葉でした。
「自分で本気でやりたいことを見つけたのなら、中途半端にせず思い切りやってみろ」
自身の敷いたレールに縛り付けることなく、息子の自立と覚悟を全面的に肯定する父親の一言が、青年・赤楚衛二の背中を力強く押し出しました。