「抹茶の原料は虫」は本当?蚕の糞や着色料デマの真相と安全性を検証

「抹茶の原料は虫」は本当?蚕の糞や着色料デマの真相と安全性を検証

「抹茶の原料は虫」は本当?蚕の糞や着色料デマの真相と安全性を検証についての疑問解決ガイドをお届けします。

詳細を見る

市販されている製品には、本物の抹茶のみを使用したものから、色味や退色防止のために食品添加物(着色料)を併用した抹茶加工品まで存在します。それぞれの原料、用途、安全性基準を客観的なデータで比較します。

項目・分類主原料と製法主な用途・食品例法的位置づけ・安全性純粋な抹茶(本物)覆下栽培されたチャノキの茶葉(碾茶100%)点前用の抹茶、高級和菓子、プレミアム抹茶ラテ一般食品(無添加)。カテキンやテアニンが豊富で極めて安全。抹茶風味食品(加工品)緑茶粉末+糖類、油脂、香料、天然色素(クチナシ等)大衆向けアイス、スナック菓子、安価な焼き菓子食品衛生法に基づく安全基準をクリア。長時間の光による退色を防ぐ。銅葉緑素ナトリウム植物(アルファルファやイラクサ等)から抽出したクロロフィルを加工チューインガム、キャンディ、一部の清涼飲料水厚生労働省指定の既存添加物。JECFA(合同食品添加物専門家会議)でも安全性を承認。コチニール色素(参考)乾燥させたエンジムシ(昆虫)からカルミン酸を抽出イチゴ菓子、かまぼこ、ハム、化粧品(※抹茶には使われない)天然着色料。ごく稀にタンパク質残渣によるアレルギー症例が報告されるが毒性はない。

現代の食品加工において、銅葉緑素の精製原料として使われているのは牧草であるアルファルファ(ムラサキウマゴヤシ)やイラクサなどの植物性原料が主流であり、コストや供給安定性の観点からも蚕砂が食品向けに大規模利用されるケースは実質的に過去のものとなっています。

中川 明日香
Author

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。