第1期オープニングテーマを務めた妖精帝國の「空想メソロギヰ」は、アニソン史に残る異端の傑作だ。重厚なシンフォニック・ゴシック・メタルをベースに、荘厳なラテン語のコーラスが重なるサウンドデザインは、視聴者に圧倒的な「神的絶望」を植え付けた。
特筆すべきは、ボーカルの終末論的な歌唱と歌詞に密かに仕込まれた構造的伏線である。「Consensium(合意)」や神の概念を暗示する語彙の乱立は、時空王デウス・エクス・マキナの余限と、主人公・天野雪輝を巡る世界の崩壊を的確に予言していた。由乃の異常な執着心と「世界を巻き込んだループの構造」が、すでに楽曲の疾走感と転調の中に組み込まれていたのだから恐ろしい。