『魔女の条件』の平均視聴率は21.5%、そして最終回には29.5%を記録し、木曜ドラマ枠の金字塔となりました。この熱狂を音楽面から決定づけたのが、宇多田ヒカルが歌う主題歌『First Love』です。
当時16歳だった宇多田ヒカルがリリースしたデビューアルバム『First Love』は、日本国内で765万枚以上を売り上げる前人未到の歴代最高売上を記録しました。その表題曲がドラマの主題歌としてシングルカットされ、作中の名場面と完璧にシンクロしました。
イントロのアコースティックギターの切ない響きと、情感あふれるボーカルが流れるタイミングは毎話計算し尽くされており、2人が社会のルールを破る瞬間のカタルシスを何倍にも増幅させました。音楽プロデューサー陣の卓越した演出手法と楽曲の持つ普遍的な強度が結びつき、平成のテレビドラマ史に刻まれる奇跡的なシナジーを生み出したのです。