『鬼滅の刃 遊郭編』で音柱・宇髄天元や竈門炭治郎たちを窮地に追い詰めた敵こそ、上弦の陸(じょうげんのろく)に君臨する堕姫です。彼女は吉原遊郭の「京極屋」において、絶世の美貌を誇る花魁「蕨姫(わらびひめ)」として人間のふりをして潜伏していました。首を傾げて相手を見下す「首傾げ」の悪癖を持ち、美しくない者や口答えする者を容赦なくいたぶり、不穏に気づいた女将をも自死に見せかけて葬り去る残酷さを見せていました。
彼女が振るう血鬼術は「帯」を操る能力です。自身の肉体の一部である帯は、刃物のように鋭い切れ味と、布ならではの柔軟性を併せ持ちます。この帯を遊郭の地下空間に張り巡らせ、捕まえた人間を食料として帯の中に「保存・生け捕り」にする独自の倉庫を作り上げていました。戦闘が激化すると、町中に散らばっていた帯を本体へと回収し、銀髪に血走った瞳という鬼本来の異形を解放。帯自体も攻撃範囲と硬度を極限まで引き上げ、周囲の建物を一撃で輪切りにするほどの猛威を振るいました。