戦後80年以上が経過した2026年現在、ガダルカナル島の現在の様子は大きく様変わりしています。
旧ヘンダーソン飛行場は近代的な改修を受け、現在の「ホニアラ国際空港」としてソロモン諸島の空の玄関口となっています。かつて激戦が繰り広げられた滑走路周辺には、日本の政府開発援助(ODA)によって建設された国際線ターミナルが堂々と佇んでいます。
首都ホニアラ観光において、戦争の痕跡を巡る「戦跡ツアー」は今も重要な位置を占めています。
- ブラッディ・リッジ(血染めの丘):川口支隊が飛行場突入を試み激戦となった丘。現在はソロモン諸島の国立公園に指定され、静かな草原の中に日米両軍の記念碑が並び立っています。
- アオキ・リッジやギフ高地:密林の奥深くには、今なお錆びついた砲弾の薬莢や野砲の残骸、日本軍の壕がそのままの姿で残されています。
- ソロモン平和慰霊公苑:ホニアラ市街を一望する高台に日本政府が建立した遺骨収集と慰霊碑の拠点で、訪れる日本人巡拝団や観光客が絶えません。
しかし、厚生労働省を中心とした遺骨収集事業には大きな課題が残されています。ガダルカナル島には今なお数千柱を超える日本兵の遺骨が未収容のまま密林深くに眠っています。2026年代以降はDNA鑑定技術の進展により身元特定が進む一方、現地の都市開発やジャングルの侵食、遺骨収集に携わる関係者の高齢化が進んでおり、時間との戦いが続いています。