インターネット上では「〇〇(大物俳優・人気タレント)は元宇田川警備隊の幹部だった」「有名芸人が渋谷のチーマーを束ねていた」といった武勇伝が頻繁に語られます。しかし、これらの噂の多くには大きな誇張が含まれています。
当時、渋谷センター街やクラブに遊びに行っていた若者は何万人も存在しました。アメカジを着て渋谷で買い物をし、チームのメンバーと顔見知りだっただけの一般高校生が、後年のメディア露出やネット掲示板の拡散によって「元チーマーの武闘派幹部」へと尾ひれがついて語られるケースが後を絶ちません。
実態として、本気で抗争に明け暮れていた「コア層(武闘派)」は各チーム数十名程度であり、その周囲に数百人の「ファッション層・準メンバー」がぶら下がっていました。芸能界に入った人物の大多数は、カルチャーとしての渋カジを享受していた準構成員や、単なる遊び仲間であったのが客観的事実です。