日本においては、古くからの水引文化と西洋のリボンラッピングが融合した独自の贈答マナーが存在します。特にフォーマルな場面において、結び方の違いは決定的な意味を持ちます。
1. 蝶結び(ボウリボン結び)|「何度あっても喜ばしいこと」
端を引けば簡単に解け、何度でも結び直せることから、出産祝い、入学・卒業祝い、一般的な記念日や誕生日に用いられます。「何度繰り返しても嬉しい慶事」にのみ適用されるため、結婚祝いや快気祝いに使うのはマナー上不適切とされるケースがあります。
2. 結び切り(スクエアノット・固結び)|「二度と繰り返さない固い誓い」
固く結ばれて容易に解けないことから、結婚祝いや快気祝い、全快祝いに適しています。「一生に一度きりであってほしい」「病気が二度と戻らないように」という切実な願いを込める場合に選ばれます。
3. 十字掛けと斜め掛けの使い分け
長方形の箱に対して垂直・水平に交差させる「十字掛け」は、安定感と格式の高さを象徴し、フォーマルな高級贈答品に多用されます。一方、箱の角を対角線上に渡す「斜め掛け(キャラメル包み用)」は、軽やかでスマートな印象を与え、カジュアルギフトや手土産に最適です。