国語文法における語種の見分け方は、直感に頼るのではなく言語の構造的な成り立ちに着目するのが鉄則です。和語・漢語・違い・音読み・訓読みの関連性を理解すれば、初見の単語であっても即座に正解を導き出せます。
判別の核となるのは、以下の3つの判断基準です。
① 送り仮名が付くかどうか(送り仮名による和語・漢語の判別)
漢字表記にした際、後ろにひらがなの送り仮名が付く動詞や形容詞(例:「走る」「美しい」「話す」)は、原則としてすべて和語(大和言葉)です。古代日本の話し言葉に漢字を後から当てはめたという大和言葉・和語の語源に由来するため、活用語尾をひらがなで表記する構造を持っています。一方、漢語は漢字そのものが独立した音と意味を持つため、単語単体に送り仮名が混ざることはありません。
② 単語を単独で発音したときに意味が通じるか
漢字1文字を声に出した際、それだけで意味が通じる読み方は「訓読み(和語)」です(例:「やま(山)」「みず(水)」「て(手)」)。これに対して、「サン」「スイ」「シュ」のように、単独で発音しても即座に意味が伝わりにくく、他の漢字と組み合わさって機能する読み方は「音読み(漢語)」となります。
③ 漢字2文字の組み合わせ構造(漢語の特徴・2文字の漢字)
漢語の特徴・2文字の漢字で構成される熟語は、大半が音読み同士の結合です。「登山(トザン)」「水泳(スイエイ)」「握手(アクシュ)」など、中国から伝来した語彙がルーツとなっており、音読みの連続で構成されます。