「村井俊治氏の地震予知は本当に当たるのか?」という問いに対し、ネット上では両極端な言説が飛び交っています。この認識のズレが生じる根本原因は、「的中」の定義と予測のスコープ(空間・時間軸の広さ)にあります。
JESEA側は、マグニチュード(M)5.0以上、あるいは最大震度5弱以上の揺れを対象として警戒エリアを設定しており、過去の主要地震について「事前に警戒シグナルを発出していた」として70〜80%を超える高い的中率を公表しています。2014年の長野県北部地震や2016年の熊本地震、あるいは能登半島周辺の地殻活動など、大きな地震の前に兆候を捉えていた事例がメディアで取り上げられ、「神業の的中率」と話題になりました。
しかし、地球物理学者や日本地震学会の専門家からは、以下のような厳しい反論が突きつけられています。
- 予測範囲が広大である点:「南関東全域」「東北・北海道太平洋側」など広域を指定し、期間も「1〜3か月以内」と長めに設定される傾向があるため、世界有数の地震多発国である日本においては偶然地震が発生して「的中」に見える確率が極めて高くなる。
- 電子基準点の観測ノイズ問題:アンテナ交換、積雪、樹木の成長、電離層擾乱などによる機器特有のノイズを地殻変動の異常と誤認しているケースが多いとの指摘。
- 明確な震源・日時の特定不能:「〇月〇日に震源地〇〇でM〇」という決定論的な予知ではなく、広域警戒情報にとどまるため、空振り(偽陽性)の回数が膨大になる。
以下の比較表は、MEGA地震予測の主張と気象庁・地震学会の立場、および第三者的な客観評価を整理したものです。