2人の関係の原点となったのが、2013年に放送された『テラスハウス』(フジテレビ系)での共同生活です。当時グラビアデビュー直後だった筧美和子さんは、新メンバーとして入居後、ストイックに格闘技へ打ち込む宮城大樹さんに次第に惹かれていきました。
「みぃこ」の愛称で親しまれた筧さんは、横浜でのデートやハウス内での会話を重ねる中で意を決し、宮城さんへまっすぐに想いを伝えました。しかし、宮城さんの答えは「付き合うことはできない」という切ない拒絶でした。この失恋シーンは番組史上に残る名場面として大きな反響を呼びました。
宮城さんが筧さんの想いに応えられなかった背景には、単なる恋愛感情の有無を超えた2つの重大な理由が存在していました。
1つ目は、同じくテラスハウス初期メンバーであった今井華さんとの過去の交際と未練です。宮城さんは番組内で今井華さんと一度カップル成立したものの、多忙や価値観のすれ違いから短期間で破局。その直後であったため、すぐさま新しい恋愛へと気持ちを切り替えることが道義的にも心理的にも困難な状態にありました。
2つ目の決定的な理由は、宮城さんの人生を揺るがしたキックボクシング引退の危機です。当時、第4代RISEバンタム級王者として絶頂期にあった宮城さんは、頭部検査によって「脳の硬膜下血腫」の疑いが発覚。ドクターストップにより、命を懸けてきた格闘家人生をわずか23歳で突如断たれるという過酷な試練の渦中にいました。
当時のインタビューや特番で宮城さんは、「自分の将来すら見えない暗闇の中で、誰かの人生を背負ったり中途半端な気持ちで付き合ったりすることは絶対にできなかった」と述懐しています。筧さんを傷つけたくないという誠実さと、自身のキャリア喪失という絶望が重なった結果の苦渋の決断でした。
なお、ネット上で一部囁かれた「2人の濃厚なキスシーン」の噂については、番組内で宮城さんと今井華さんが交わしたキスシーンの記憶が混同されたものであり、筧さんと宮城さんの間に実際のキスシーンは存在しません。こうした記憶のすり替えも噂を補強する一因となっています。