甲殻類アレルギーにおいて最も多い誤解の一つが、「加熱調理されたスープや出汁、エキス程度なら問題ない」という認識です。
鶏卵や牛乳に含まれる一部のタンパク質は、長時間の加熱処理によって構造が変化しアレルゲン性が低下することが知られています。しかし、甲殻類の主因であるトロポミオシンは熱に極めて強い耐熱性タンパク質です。100度以上の熱湯で煮込もうが、油で揚げようが、そのアレルゲン構造は壊れません。
そのため、ラーメンのスープ、スナック菓子、中華調味料、鍋の素などに含まれる微量のエキスであっても免疫系は敏感に反応します。加工食品を購入する際は、食品表示ラベルの確認が必須です。
外食時や加工品選びでは、エビエキス 混入注意の警告表示や、同一製造ラインでの混入(コンタミネーション)の可能性を必ず確認する習慣が欠かせません。