石橋貴明の原点は、高校野球の名門・帝京高校野球部での日々にあります。名将・前田三夫監督のもとで厳しい練習に耐え抜いた経験は、現在の礼儀正しさや勝負どころでの集中力の基礎となりました。高校時代は控え投手や一塁手として汗を流し、甲子園出場の夢は後輩たちへ託されたものの、この時の熱い球児スピリットが後の『リアル野球BAN』などの大人気コンテンツへ昇華されています。
高校卒業後の1980年、木梨憲武と「貴明&憲武」を結成(後に「とんねるず」へ改名)。『お笑いスター誕生!!』で頭角を現すと、1980年代半ばからフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげです』『ねるとん紅鯨団』などを次々と社会現象へ押し上げました。
当時の石橋貴明の暴れっぷりは凄まじく、生放送中に数百万円相当の大型テレビカメラを破壊するパフォーマンスや、予定調和を一切拒否したアドリブ連発でテレビ界の常識を覆しました。後輩芸人やスタッフを巻き込んだ豪快なロケは、現在もバラエティ史の伝説として語り継がれています。
2026年秋に開催された29年ぶりの日本武道館単独ライブ『とんねるず THE LIVE』では、チケットが即日完売。還暦を過ぎた2人が2時間以上にわたってステージを走り回り、熱狂的なパフォーマンスを披露した姿は、往年のファンのみならず若い世代のクリエイターにも強い衝撃を与えました。