結論から申し上げると、地球一周距離は約4万kmですが、測定する方向によって数値が異なります。現代の標準的な測地基準系(WGS84)が導き出した公式データは以下の通りです。
横回りである赤道周囲長は40,075.017km(約4万75km)であるのに対し、縦回りである子午線周囲は40,007.864km(約4万8km)となっています。その差はおよそ67.153kmに及びます。フルマラソン(42.195km)1回半以上の差が、測る向きによって生じている計算です。
なぜこのような差が生まれるのかというと、地球が完全な球体ではなく、自転に伴う遠心力によって赤道付近が外側にせり出し、両極がわずかに押しつぶされた「回転楕円体(扁平率 約298.257分の1)」と呼ばれる洋ナシに近い形状をしているためです。私たちが普段目にする球形の地球儀は、このわずかな歪みを視覚的に整えた模型にすぎません。