ユニフォームを脱いだバースが選んだ第二の人生は、政治の世界でした。2004年、地元オクラホマ州の上院議員選挙に民主党から出馬して初当選を果たすと、持ち前の誠実な人柄と庶民目線の政策で有権者から厚い信任を獲得。2019年に任期満了で退任するまで約14年半にわたり州上院議員を務め上げ、教育問題や農業振興、医療アクセスの改善などに尽力しました。
政治家としての激務を終えた後、日本のプロ野球界から最高の栄誉が贈られます。2026年1月、ランディ・バースは「エキスパート部門」の表彰によって日本の野球殿堂入りを果たしました。外国人選手としての殿堂入りは、スタルヒン、与那嶺要、郭泰源、アレックス・ラミレスらに続く史上6人目の快挙でした。
殿堂入り式典のため来日したバースは、涙ぐみながらかつてのチームメイトや日本のファンへの感謝を口にしました。退団時の泥沼劇を乗り越え、長い年月を経てプロ野球のレジェンドとして正当に評価された瞬間は、日米のスポーツファンに深い感動を与えました。