HeMが日本市場でこれほど確固たる信頼を築き上げている陰には、日本の老舗ラゲッジメーカーである株式会社協和の存在がある。スーツケースやランドセルの製造で半世紀以上の実績を持つ同社がライセンス展開と製造監修を手掛けることで、マーク・サンドラーが生み出したグローバルデザインに、日本人の体型と過酷な気候に最適化されたモノづくりのクラフトマンシップが融合した。
日本のバッグ・鞄製造業が誇る厳格な品質基準は、縫い目のひとつひとつやファスナーの耐久テストにまで及ぶ。海外発のデザインブランドでありながら、日本の日常に完璧にフィットする堅牢性を持ち合わせているのは、この緻密なパートナーシップがあるからに他ならない。アパレル産業のトレンドが激しく移り変わる中でも、確かな品質に裏打ちされた製品だけが生き残るという好例だ。