インディアンスの原点は、吉本興業の養成所であるNSC大阪校31期生(2008年入学)に遡ります。在学中に出会った田渕章裕ときむは、2010年10月に正式にコンビを結成しました。底抜けに陽気な田渕のキャラクターと、的確にツッコミを入れ続けるきむのコンビネーションは早くから頭角を現していましたが、順風満帆な道のりばかりではありませんでした。
実は2013年、お互いの方向性の違いや衝突から一度コンビを解散しています。解散期間中、田渕は別ユニット(ミキの昴生らとの活動など)を経験し、きむもピン芸人として活動を模索しました。しかし、お互いに「相方の存在の大きさ」を再認識したことで、2014年に再結成を果たします。この一度離れた経験こそが、後のコンビネーションに深みを与える転換点となりました。
東京進出を果たしたのち、彼らの名を全国区に押し上げたのが『M-1グランプリ』での快進撃です。2019年に念願の決勝初進出を果たすと、翌2026年には敗者復活戦を勝ち上がって2年連続の決勝進出。さらに2026年には3年連続となる決勝の舞台でファーストラウンドを3位で通過し、最終決戦進出という輝かしい実績を打ち立てました。「西のザキヤマ」とも称される田渕のアドリブ連発漫才を、きむがしっかりとコントロールするスタイルは、賞レース史にも鮮烈な記憶を残しています。