キャンパスに足を踏み入れると、一際異彩を放つ革新的な建築群に目を奪われる。国際的に高い評価を得ている建築家・石上純一氏が設計を手掛けた「KAIT工房」と「KAIT広場」だ。ガラス張りの広大な空間に数百本の柱が不規則かつ緻密に配置されたKAIT工房は、まるで森の中に迷い込んだかのような開放感を与え、ものづくりに没頭できる独創的な創作拠点となっている。
一方、屋根に刻まれた多数の開口部から光と風が注ぎ込む「KAIT広場」は、柱のない大空間でありながら、季節や天候によって変化する豊かな表情を見せる。これらの建築は単なる施設にとどまらない。学生たちの感性を刺激し、日常の中に自由な発想と対話を生み出すための「生きている空間」として機能しているのだ。