彼女のグラビアワークスにおける最高到達点のひとつとして、今なお語り草となっているのが写真集『KOJIKANA』である。トップクリエイターたちが結集し、彼女の持つ官能性とアーティスティックな魅力を限界まで引き出したこの一冊は、出版界に大きな激震を走らせた。光と影のコントラスト、布越しに伝わる体温、そして見る者を挑発するかのような大胆なポージング。ただ肌を露出するだけの写真集とは一線を画す圧倒的な完成度を誇っていた。
また、集英社が発行する『週刊プレイボーイ』の表紙や巻頭グラビアを飾るたびに、売店から雑誌が消える現象が起きた。読者は彼女の完璧なスタイルに息を呑み、そのアンニュイな表情の裏にある物語を想像した。集英社をはじめとする各出版社がこぞって彼女を求めたのは、単に数字が獲れるからだけではない。小島可奈子という被写体が、カメラマンや編集者の創作意欲を激しく刺激するミューズだったからに他ならない。