こうしたインフラ刷新の背景には、広島市の強固な都市ビジョンが存在する。広島市の松井一實市長が主導する拠点開発構想では、市域全体のネットワーク化と地域拠点の機能強化が強く打ち出されている。単に住宅を増やすのではなく、職住近接と防災機能を兼ね備えた持続可能な街づくりを目指す方針だ。
自治体が発行する最新の地域都市計画ガイドを参照しても、当区は「居住誘導区域」としての重要性が強調されている。旧市街地の老朽化した施設の建て替えと並行して、商業施設や医療機関の誘致が計画的に進められており、将来にわたって資産価値を維持しやすい環境が整いつつある。