「数年前とはまるで別の学校のようです」。そう語るのは、6年生と3年生の子どもを同校に通わせる母親だ。校内に流れる空気の変化は、登校する児童たちの表情からも読み取れる。
ネット上の口コミサイトや地域の保護者ネットワークでは、ここ数か月、校風の激変に関する書き込みが相次いでいる。「宿題の質がガラリと変わった」「ICT教育の導入スピードが異次元だ」といった好意的なコメントの一方で、「ついていけない子が出ているのではないか」という懸念の声も少なくない。学校評価をめぐる視線は今、賛否が明確に分かれる局面を迎えている。
だが、校門の前で取材に応じた父親の表情は明るい。「最初は戸惑いましたが、子どもが自発的に調べる習慣がつきました。以前のような詰め込み型ではなく、自分の頭で考える授業が増えたと感じています」。リアルな口コミの奥底に見えるのは、急激な改革に対する戸惑いと、確かな手応えの混在だ。