我が子の最終的な身長はどこまで届くのか。インターネット上には両親の身長から算出する予測計算式(男子=[父親の身長+母親の身長+13]÷2±9cm)が溢れている。だが、これはあくまで統計的な目安にすぎず、個人差を正確に捉えるものではない。
より確度の高い手がかりとなるのが、幼少期からの身体測定記録をプロットした「成長曲線(パーセンタイル曲線)」だ。母子手帳の記録から現在の学齢まで、描かれたカーブの傾きに不自然な逸脱がないかを確認する。平均の帯に沿って緩やかに上昇していれば問題ないが、突然ラインが急降下したり、逆に低年齢で急上昇した後に停滞したりする場合は要注意だ。
極端な低身長や成長停止の陰には、成長ホルモン分泌不全性低身長症などの疾患が潜んでいる可能性もある。早期に専門医へ相談することで、適切な医学的アプローチが可能になるケースもあるため、家庭内での定期的な記録の可視化が極めて有効な防波堤となる。