ピッチの中央でタクトを振るうケヴィン・デ・ブライネの存在は、依然としてこのチームの心臓部に位置する。円熟味を増したゲームメイク、数ミリのズレも許さないラストパスの精度は世界最高峰の座を譲らない。度重なる負傷を乗り越え、キャリアの集大成として迎える今大会へのモチベーションは凄まじいものがある。
そして前線に君臨する怪物、ロメル・ルカク。圧倒的なフィジカルと得点感覚を誇る歴代最多得点記録保持者は、若返りが進むスカッドの中で精神的支柱としての重責も担う。勝負どころで見せる勝負強さと、ボックス内での絶対的な決定力は、苦しい時間帯にチームを救う唯一無二の武器だ。百戦錬磨のベテラン二人が放つ気迫が、未完の大器たちを強力に牽引している。