こうした加熱式への移行と空間の再編は、日本だけのガラパゴス現象ではない。U-NEXTなどで視聴者を広げた社会派ドキュメンタリー『タバコ・ウォー』では、世界各国の規制当局と巨大資本との間で繰り広げられる壮絶な包囲網と防衛戦が詳細に追跡されている。
同作が描いたように、国内トップ企業の日本タバコ産業株式会社(JT)をはじめとするグローバル企業は、紙巻きから加熱式やリスク低減製品への構造転換を急ピッチで進めてきた。たばこ産業そのものが「脱・煙」を模索する中で、国内外のニュース・報道でも新技術を活用した分煙ソリューションが連日取り上げられている。規制とビジネスの最前線は、まさに空間のアップデートという形で私たちの身近な場所に現れている。