小学校から大学まで一貫して名門・慶応の学舎で過ごした彼は、小学校にあたる慶應義塾幼稚舎へと進学します。政財界や文化人の子弟が集う伝統校であり、ここでの多彩な友人関係や自由闊達な校風が、彼のオープンで堂々とした人柄を育むことになりました。
幼稚舎時代の良純少年は、スポーツに情熱を注ぐ活発な野球少年として汗を流す一方で、自然現象や地理に対する並々ならぬ探求心を覗かせていました。当時の同級生の証言によると、周囲を明るく引っ張るムードメーカーでありながらも、ふとした瞬間に空の雲の動きや風の匂いをじっと観察している姿が強く印象に残っているといいます。