ここで改めて、正しい使い方を整理しておこう。恥ずかしい思いをしないためにも、例文を通してニュアンスを掴んでおくことが大切だ。
【正しい例文】
・旅先で見た美しい夕日は、私の琴線に触れるものだった。
・彼女のひたむきな努力を描いたドキュメンタリー映画が、多くの観客の琴線に触れた。
・恩師からの温かい手紙が、彼の心の琴線に触れた。
このように、基本的には「素晴らしいものに触れて深く感動する」というポジティブな文脈で使用するのが正解だ。怒らせるという意味で「上司の琴線に触れて怒られた」などと使うのは誤りなので注意したい。