消えかけていたスラングに再び強烈な光を当てた最大の功労者は、間違いなく大ヒット作品『東京リベンジャーズ』だ。漫画家・和久井健が講談社の「週刊少年マガジン」で連載したこの作品は、単なるヤンキーアクションにとどまらず、タイムリープというサスペンス要素を高次元で融合させ、世界的な爆発的ヒットを記録した。
作中のキャラクターたちが魅せる熱い生き様や、スタイリッシュに刷新された不良たちのセリフ回しは、従来の青年漫画の枠組みを軽々と飛び越えた。作中で生き生きと交わされる「しゃばい」というフレーズは、かつての古臭いイメージを一新し、一気に若者の流行語として再定義されたのだ。
作品が持つ圧倒的な熱量とキャラクターたちのカリスマ性が、かつてのアングラスラングにスタイリッシュな文脈を上書きした。若者たちは物語の熱狂を追体験するかのように、TikTokやX(旧Twitter)でこの言葉を使い始め、ハッシュタグとともに拡散されていった。