厚生労働省が公表している施設数や衛生管理に関する各種データを紐解くと、国内の理美容業界は空前の飽和状態にあることがわかる。全国に星の数ほど存在する美容室のなかで、生き残りをかけた過酷な競争が繰り広げられているのが現状だ。
一般的なサロンがWeb予約システムや過剰な接客サービスで単価アップを図るなか、他店との決定的な違いは「シンプルかつ本質的な価値の提供」に絞り込んでいる点にある。豪華すぎる内装や無駄な演出を省き、技術と衛生管理、そして顧客の時間を尊重する姿勢に特化することで、圧倒的な支持を集めている。