観光客が最も戸惑うポイントが、在来線(JR山陽本線)の「尾道駅」と新尾道駅が完全に別の場所にあるという点です。両駅は線路が接続しておらず、徒歩での移動は現実的ではない約2.5km〜3kmの距離があります。
千光寺山ロープウェイや尾道水道、レトロな商店街が広がる観光の中心地は在来線の尾道駅周辺です。新尾道駅から市街地へ向かうには、駅前ロータリーから発着する路線バス(おのみちバス・中国バス)またはタクシーへの乗り換えが必要になります。バスを利用した場合の所要時間は約10分〜15分(運賃200円前後)ですが、新幹線の到着時間とバスの出発時刻が必ずしも噛み合っているとは限らず、待ち時間が発生することも珍しくありません。
そのため、首都圏や関西圏から尾道観光を目的として訪れる旅行者の間では、「福山駅で『のぞみ』を降り、在来線の山陽本線に乗り換えて尾道駅へ直接向かうルート」のほうが本数が多く、トータル所要時間も短いという逆転現象が定着しています。