ヴィンセント選手の走りを語る上で欠かせないのが、身体への負荷とコンディション管理です。大学3年時の箱根駅伝(3区)でも直前に脚の痛みを抱えながら区間賞を獲得したように、その並外れたスピードと長いストライドは、時に下半身への大きな負荷を伴います。
実業団入り後も一時的に足首や筋肉系の違和感・故障によりレースを回避する時期がありましたが、現在はメディカルスタッフや専属コーチの手厚いサポートのもと、フォームの微調整と体幹強化を徹底。強烈な蹴り出しに頼るのではなく、骨盤の回旋と自然な重心落下を利用した効率的な走法へとブラッシュアップを図っています。
2026年現在の取材情報でも、計画的な休養とフィジカルトレーニングが実を結び、万全の状態で主要大会に照準を合わせています。怪我のリスクをコントロールしながら走りの質を高めている点は、学生時代からの大きな成長といえます。