Q1:日本の熊は全体として絶滅する恐れがあるのですか?
A1:日本全体として熊が今すぐ絶滅する可能性は極めて低いです。北海道のヒグマや本州東部のツキノワグマは個体数が増加傾向にあります。ただし、九州ではすでに絶滅しており、四国などの孤立した地域個体群は数年以内に消滅する危険性が非常に高い状態です。
Q2:九州で今でも「熊を見かけた」という目撃情報が出るのはなぜですか?
A2:九州で報告される目撃例の多くは、大型の野犬、イノシシ、カモシカ、アナグマなどの誤認です。また、過去には飼育施設から脱走した個体や、他地域から持ち込まれた個体が一時的に目撃されたケースもありますが、自然下で繁殖している野生の地域個体群は完全に消滅したと結論づけられています。
Q3:出没した熊を駆除せず、山へ追い払う「学習放獣」はできないのですか?
A3:人里の味や人間の生活圏に深く依存してしまった個体は、奥山へ放しても高確率で再び人里へ戻ってきます。また、放獣先が他の熊の縄張りと重複して争いが生じるリスクや、放獣作業中の人身事故リスクも高いため、市街地深くへ侵入した個体については安全確保の観点から捕獲・駆除が選択されるケースが一般的です。