キャラクターに血肉を与えた声優・江口拓也の演技力も、人気の爆発に大きく寄与した。飄々とした口調の裏に滲む苦渋、アリサの前で見せる震えるような本音、弟と対峙した際に見せる兄としての威厳。微細な感情の揺れを見事に演じ分けた声の表現が、シバケンの魅力を決定づけた。
HoneyWorksの楽曲が持つドラマ性を、声優陣の迫真の演技が何倍にも増幅させる。音楽とボイスドラマが見事に融合したメディアミックスの手法は、『告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜』を単なるコンテンツからカルチャーへと昇華させた決定打と言える。