今回、本誌が当時の番組関係者に独自取材を行ったところ、テレビドラマ制作の現場で語られていた未公開の設定や裏話が次々と明らかになった。とりわけ脚本家・野島伸司が初期のプロット段階で描いていた結末は、実際に放送されたラストシーンとは異なる複数のパターンが存在していたという。
放送当時の制作スタッフの一人は、「最終回の電車のシーンにおける二人の結末について、スタッフ間でも連日激しい議論が戦わされた。生き残ったのか、それとも死を選んだのか。視聴者に解釈を委ねるあの余韻を残すラストシーンは、極限まで吟味された結果生まれたものだ」と明かす。また、劇中で使用された小道具や衣装の色使い一つひとつにも、登場人物の精神状態を表す隠された心理描写が組み込まれていた。