大手チェーンのはま寿司で起きたこの騒動の真相を紐解くと、SNS独特の拡散メカニズムと消費者の強い不快感が複雑に絡み合っていることがわかる。一度ネット上に流出した動画は、第三者による転載やまとめアカウントの拡散を経て、個人のスマートフォン画面へと雪崩のように押し寄せた。
店舗側にとっても、問題の動画がいつ、どの店舗で撮影されたものかを即座に特定することは容易ではない。しかし、ネット上での特定作業と批判の高まりは店舗側の対応スピードを上回る速さで進行した。デジタル空間における拡散のスピード感が、現場の調査と初期対応に極めて大きな負荷をかけたと言える。