「大黒が完全閉鎖されるらしい」——そんな物騒な噂が車好きの間で駆け巡った。SNSを中心に広がったこの噂の背景には、近年の空前の人出とそれに伴うトラブルの急増がある。夜間になると、空きスペースを探す一般車が停められず、本線上にまで車列が伸びる事態が日常化。不正改造車による騒音問題や、空ぶかし、敷地内での暴走行為に対する近隣住民からの苦情も限界に達していた。
真相を探るべく現場を取材すると、全面閉鎖という最悪の事態こそ回避されているものの、施設を管理する首都高速道路株式会社と取締りを担う神奈川県警察による警戒態勢は過去最高水準にまで強化されていた。違法改造車の立ち入りを防ぐ街頭検査が頻繁に実施され、マフラー音量が基準を超える車両や最低地上高が不足している車両は容赦なく検挙されている。混雑がピークに達した夜間には、予告なくパーキングエリア全体が即座に一時閉鎖される措置が常態化しているのが現在のリアルだ。