近年のボブヘアブームを語る上で欠かせないのが、ポップカルチャーやメディアの影響だ。女優の本田翼が見せるナチュラルでありながら計算し尽くされたショートボブは、今もなお多くの女性にとって憧れのアイコンであり続けている。彼女が体現する「気取らないのにどこか洒落ている」ムードが、ボブというカットラインの価値を再定義した。
さらに、社会現象となったドラマ『silent』におけるヒロインの切なくも美しい佇まいや自然体なヘアスタイルは、視聴者の記憶に強く焼き付いた。重たさを感じさせない軽やかなフォルムと、自然な毛流れを生かしたスタイルは、日常に溶け込むリアルクローズなヘアとしてSNSを中心に爆発的な広がりを見せ、現在のトレンドへと確実につながっている。