本件のような極めて緊迫した危険事案に対処するため、警視庁特殊捜査班 (SIT)が現場へ即座に投入された。人質強要や立てこもり事件対応の専門部隊であるSITは、対象建物の構造や周囲の地形を緻密に分析し、突入および交渉の両面からあらゆるシナリオを想定した配置に着いている。
現場指揮を統括するのは、数々の難事件で陣頭指揮を執ってきた警視庁捜査一課長だ。捜査本部から下される的確な指示のもと、専門の説得班が粘り強く説得工作を継続している。無謀な強行突破に伴うリスクを極限まで排除し、人質の無傷救出と容疑者の身柄確保を最優先とした緊迫の心理戦が展開されている。