一世を風靡したSPEED (音楽グループ)のメインボーカルとして培った知名度は、政界入りの強力なパスポートとなった。さらに初入閣への足がかりとして内閣府大臣政務官のポストも経験した。だが、肩書が増えるにつれて有権者が求めるハードルも急上昇した。
自身の原体験をもとに立ち上げた障害児福祉政策プロジェクトなど、評価すべき取り組みがないわけではない。当事者目線での提言は一定の共感を呼んだものの、法改正や大規模な予算獲得といった目に見える成果として結実したかといえば、疑問符をつける専門家は少なくない。政務官時代の活動も、政策的な突破力よりスキャンダル報道のインパクトにかき消された印象が拭えないのが実情だ。