童磨の実力は、鬼殺隊の最高戦力である柱ですら単独での撃破が不可能な領域に達しています。猗窩座よりも後に鬼となったにもかかわらず、驚異的なスピードで出世し「上弦の弐」の座を奪い取った事実からも、その異次元の強さがうかがえます。
彼の操る血鬼術は、自らの血を瞬時に凍らせて鋭利な氷刃や微細な冷気を作り出す能力です。最大の脅威は、戦場一帯に散布される「粉凍り(こなごおり)」にあります。吸い込むだけで肺胞を凍結・壊死させるため、呼吸法を力の源泉とする鬼殺隊士にとって、童磨との接近戦は呼吸をすること自体が死に直結する絶望的な戦いを意味していました。
作中で披露された主な血鬼術の技一覧は以下の通りです。
- 蓮葉氷(はすばごおり):扇を振るい、蓮の葉を模した鋭利な氷を放つ遠距離攻撃。
- 枯園垂り(かれそのしづり):扇から冷気の連撃を繰り出し、広範囲を瞬時に凍結させる技。
- 凍て曇(いてぐもり):周囲に微細な氷の粒子を充満させ、敵の眼球や肺を破壊する極めて危険な空間制圧技。
- 寒烈の白姫(かんれつのしらひめ):氷で作られた二体の少女像が、広範囲に強力な吹雪を吐き出す技。
- 冬の戯れ(ふゆのたわむれ):白姫などを組み合わせ、連続して冷気の乱舞を浴びせる波状攻撃。
- 結晶ノ御子(けっしょうのみこ):童磨自身の姿を模した小型の氷の人形。童磨本体と同等の威力を持つ血鬼術を自律して放つ凶悪な技。
- 霧氷・改菩薩(むひょう・かいぼさつ):巨大な氷の菩薩像を顕現させ、周囲一帯を一瞬で極寒地獄へと変える童磨最大の奥義。
肉弾戦における圧倒的な敏捷性と回復力に加え、これら神仏を模した禍々しい血鬼術の数々は、鬼殺隊の前に巨大な絶壁として立ちはだかりました。