関係者への徹底取材によって浮かび上がってきたのは、誰もが息を呑んだエッジの効いたスタイリングを、ほぼそのまま量産ラインへ流し込むという驚くべき開発計画だ。かつてなら「歩行者保護基準に通らない」「プレス成型が不可能」と一蹴されていた極端なフェンダーラインやロー&ワイドなスタンスを、新世代のアルミ成型技術と先進センサーの統合配置で見事にクリアしたという。
気になる発売時期だが、フラッグシップクーペおよびクロスオーバーモデルは年内から来期にかけて順次最終認証を通過させ、量産体制へと移行するスケジュールが濃厚だ。価格帯については、ベースモデルが780万円前後、専用チューニングと大容量バッテリーを積んだ最上位グレードは1,200万〜1,450万円前後のレンジに設定される見込みだ。ショー会場の興奮をそのままガレージに収めるための対価としては、極めて現実的で競争力のある数字と言える。
システム最高出力は500馬力を優に超え、0-100km/h加速は3秒台前半をマークする見通しだ。デザインの再現度だけに留まらず、走りのパフォーマンスにおいてもコンセプト段階で掲げられた公約を完全に果たそうとしている。